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事業へダイレクトに貢献するプロダクト開発。エンジニアに求められる、オーナーシップと「追求・越境」の精神
ウェルネス産業向けオールインワン基幹システムを提供しているhacomono。これまでも、スマートロック型の「入退館システム」や運動スクール・公共運動施設などを対象とした「スクール向け機能」の大型アップデートなど、継続的なプロダクト開発を続けてきました。
今回のインタビューでは、Fintech領域でプロダクトエンジニアを務める三瓶(ニックネーム:ぺいさん)が登場します。
プロダクトの成長を軸に、オーナーシップを持って開発と向き合う姿勢がhacomonoでは求められると語る三瓶。これまでのキャリアや現在の仕事内容、今後の展望について聞きました。
※本記事は、note編集部がインタビュー内容を編集してお届けします。
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プロフィール
プロダクトエンジニア
三瓶 広紀/社内ニックネーム:ぺいさん
新卒で大手インターネット企業へ入社。バックエンドエンジニアとしてEC領域や社内システムの開発に従事。5年後、新たな挑戦の場として転職した先はラクスル株式会社。大規模なシステム刷新プロジェクトに参画する中で、特に決済領域に注力をした。エンタープライズ向け新規事業の立ち上げや中核システムの開発・運用を担当後、EMとしてマネジメントも経験。2023年7月にhacomonoへ入社し、現在はプロダクトエンジニアとしてFintech領域の開発を中心に任されている。
バーティカルSaaSで「プロダクト開発がしたい」
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はじめまして。hacomonoでプロダクトエンジニアをしている三瓶です。社内では「ぺい」さんのニックネームで呼ばれ、主にFintech領域の開発に携わっています。まずは簡単に自己紹介をさせてください。
私は2013年に新卒で大手インターネット企業のバックエンドエンジニアとして入社し、EC関連のシステム開発や社内のサーバー監視システムの開発・運用に携わっていました。仕事には満足していたものの、自分の市場価値を測りたい、ほかの企業でも自分の技術力が通用するのかを試したいと思い、ラクスル株式会社へ転職をしました。
当時はまだ上場前で、スタートアップ特有のスピード感が色濃く、大手とはまったく異なる世界を体験したことを今でもよく覚えています。
5年ほど働くなかで、継続的に関わっていたのがシステムの大規模刷新プロジェクトです。その中でも決済システムの新規構築から運用までが私の担当領域でした。
それから1年半ほどエンジニアリングマネージャー(EM)としてチームを率いる経験もしたのですが、改めて自分が注力したいことを考えた際に、「プロダクトをつくりたい」という気持ちが芽生え転職を考えました。そこで入社を決めたのがhacomonoです。
特定の業界にこだわった “刺さるプロダクト” を開発したいと思ったときに、キーワードとして浮かんだのが「バーティカルSaaS」です。30歳を過ぎたことから健康に対する意識が高まっていたことから、ウェルネス産業のイシューと向き合う仕事がしたいと思い、転職エージェントから紹介していただきました。
選考中には、代表のけんさんのブログやCTOのまこさんの記事を読み込んでいたこともあり、会社としての考え方や価値観、仕事の進め方にはその段階で共感していました。
20代の時期は、新しい技術を学ぶことやトラフィックの大きなシステムに関わることにやりがいを感じていたのですが、hacomonoに入社する頃には「業界課題を解決するための価値づくり」に関心が移っていました。
システムという手段へのフォーカスから、誰を幸せにできるプロダクトなのかという、目的に意識が向くようになったのだと思います。
入社から3ヶ月。前職の経験を活かした責任ある仕事へ
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現在、私は会計決済チームに所属し、Fintech領域のソリューション開発に携わっています。一言で役割を表すのであれば「機能の開発・改善・運用」なのですが、アサインされた当初は非常に大きなプレッシャーに押しつぶされそうになっていました。
というのも、2023年4月にシリーズCラウンドの資金調達の発表があり、プレスリリースでも「Fintech領域を含めた新規事業によりソリューションの提供を強化」と謳っていたことから、社内の期待感がかなり高まっていたんです。まだ入社1年目の私が担当して良いものかと一瞬の戸惑いはありましたが、これまでの経験が活きるプロジェクトだと感じたのも事実です。
hacomonoのプロダクトエンジニアは「プロダクトの成長を軸に、オーナーシップを持って追求・越境していくエンジニア」と定義されています。
ここでの越境とは、hacomonoに備わっている機能の全体像を押さえながら、自分の担当領域が果たす役割を考え、実行に移すこと。言われたままにプロダクトを開発するのではなく、現在置かれている会社の状況から実際に活用するお客様の利用シーンなども同時に浮かべることが大切です。
当時のPdM なおさんと何度も議論を重ねながら、第1弾のリリースに向けて動き始めました。プロジェクト自体も常に順調だったわけではなく、有識者やテックリードに相談をした場面も一度や二度ではありません。
例えば、クレジットカード関連を扱う際には、PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)という情報セキュリティ基準を満たす必要があります。自分で調べるにも限界があったので、社内の知見を持つメンバーの助けがなければ乗り越えることができなかったと思います。
プロダクトエンジニアとして、会社から求められるレベルは決して低くありません。
ですが、バーティカルSaaSとして社会課題と向き合い、その先にいるお客様・ユーザーの幸せを想像することができれば、自然と乗り越えられる。私はそのように考えています。
やりがいは、事業成長へダイレクトに結びつく経験
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改めて、hacomonoにおけるプロダクトエンジニアのやりがいを考えたとき、会社や事業にインパクトを与えられる仕事ができることは、とても魅力的なことだと思っています。
私も入社3ヶ月目にはFintech領域の開発を任せてもらえましたし、ほかのメンバーも常に新たなチャレンジを続けています。
自分の書いたコードから売上という「お金」がもたらされ、事業成長へダイレクトにつながっている実感が得られることは非常に貴重な経験だと思います。
もちろん事業成長の裏側では、hacomonoを支える各部門のメンバーの活躍、経営陣の描く戦略、共に開発を進めるエンジニアの存在があります。だからこそ、目の前のプロダクトだけに目を向けるのではなく、できるだけ多くの関係者の視点に立った仕事の進め方が重要になります。
私の仕事に対するモチベーションも、自分が成長したいという思いからではなく、良いプロダクトをつくりたいから成長しなければならないという順でわき出ています。
きっと、hacomonoで働くメンバー全員がミッションに共感し、ウェルネス産業に貢献したいと考えているからこそ、仕事の進め方に一体感があり、やりがいも感じられるのかもしれません。
私自身、向こう2、3年は開発に注力し、「ウェルネス店舗で決済システムを使うならhacomonoだよね」という認知・認識が広がるようにプロダクトを磨き上げていこうと思っています。
求められる、プロダクトの価値を追求し続ける姿勢
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最後に、hacomonoのプロダクトエンジニアとして働くことに興味がある方に向けてメッセージを残したいと思います。
社内ではあまり明言されていませんが、hacomonoのプロダクトエンジニアは「≒フルスタックエンジニア」であり、必要なことであれば何にでも取り組み、学び、解決し、こぼれたボールがあれば拾い上げる精神が必要です。
技術力ありき。その上で越境していく。経験としては分業体制だった方よりも、小さな会社やベンチャー / スタートアップで何でもやってきた人が向いていると思います。ただ、それが採用条件というつもりはなく、あくまで「合う・合わない」だけを比べるならば、という話です。
自分でつくりたいものがあり、そのために自ら動き、オーナーシップを発揮できる人であればhacomonoでもやりがいを持って働けると思っています。
メンバー同士の関係性は良く、風通しの良い環境です。一方で、プロダクトへのこだわりは強く、PdMと膝を突き合わせて議論を重ねる場面は何度だって訪れます。
それでも、目的を共有して同じ方向を見れているからこそ、手段の部分では安心して話し合いができるのだと思います。心理的安全性が保たれているからこそ、エンジニアとしても気持ちよく働けますし、期待値を超えた働きをしようと思える。
私も引き続き、自分のやるべきことには集中しつつも、できる限りどこまでも越境、責任の範囲を広げつつ、hacomonoの機能・できることを増やしていきたいと思っています。同じ考えを持つエンジニアの方がいましたらぜひ飛び込んでみてください。一緒にお仕事ができることを楽しみにしています。
hacomonoは先日資金調達について発表を行い、採用イベントを実施します。興味がある方はぜひご参加ください!
株式会社hacomonoでは一緒に働く仲間を募集しています。興味のある方は下記採用サイトよりエントリーください。