多様なエンジニアがWillを生かして働く、hacomono開発チーム
仕事内容やチーム、プロジェクトについて、社員のインタビューを通じてお伝えする企画「hacomono team story」。
今回は、hacomonoの心臓部とも言える開発チームをご紹介します。
話を聞いたのは、プロダクト開発 フィーチャーチーム EMの稲葉達也です。大手ERPベンダーでの仕事を経験したのち、2社目となる保育系スタートアップでは事業の急成長に寄与しました。
2022年5月、紙の運用が当たり前の業界にデジタルシフトを起こし、社会に大きな影響を与える仕事がしたいとhacomonoへ入社を決めました。
「成長したいと考えるエンジニアにとって、非常に良い環境が揃っている」
そう話す稲葉に、大手企業とスタートアップの両方を経験したエンジニアの視点から、hacomono開発チームの魅力を語ってもらいました。
「社内受託じゃない」hacomono開発チームの特長
hacomonoには、領域ごとに分かれた開発チームが4つあります。スクールチーム(スクール事業の開発)、POSチーム(POSレジの開発)、フィーチャーチーム(既存プロダクトの開発)、エンタープライズチーム(エンプラ領域の開発)です。
私が属するフィーチャーチームは既存機能を取り扱っていて、機能改善や不具合修正、新たな機能の搭載などが主な業務内容です。
私自身は、プレイングマネージャーとして機能開発にも携わりつつ、CTOと一緒に組織全体の環境を整える役割なども担っています。
エンジニアとして働く環境をご紹介すると、hacomonoはフルリモート・フルフレックスが基本です。開発チームのメンバーも全国に散らばっています。オンラインでつながる時間以外は自分の開発業務に集中できるため、エンジニアにとってはありがたい環境です。
またフルフレックスというのも、大変重宝しています。フィーチャーチームは10時始業が基本ではありますが、子どもの発熱など突発的な出来事や平日のイベントなどに融通が利きやすく、堂々と業務時間をずらして働くことができています。
hacomonoの開発体制の特長として、声を大にしてお伝えしたいのが「社内受託ではない」という点です。
ビジネスサイドからの要望は、プロダクトチームのPdMが連携窓口となり、優先度の高いものから順に開発チームに降りてきます。その際、PdMは仕様をきっちりと固めるのではなく、課題の種を持ち込む役割を担っています。その課題を前に、PdM、エンジニア、デザイナー、QAが一緒になって解決策を考えるようにしています。
この開発体制は、機能・仕様を考えたいエンジニアにはぴったりの環境です。
入社前・入社後に感じたhacomonoの魅力
私は新卒で大手ERPベンダーへ入社し、9年間ERP開発とマネジメントに携わりました。その後、保育業界のデジタル化に興味を持ち、幼保施設向けICTシステムNo.1のコドモンに転職しました。
私が入社した当時、コドモンの社員数は7名、プロダクトの導入施設数は400箇所という状況でした。それが5年間で社員200名超、導入施設数11,000と、組織・事業ともに急成長を果たしました。
全国の保育施設のおよそ4分の1に導入され、業界のデジタルシフトを実現できたと思います。この経験をもとに他業界でもデジタル化に貢献できればと考え、2度目の転職を決意しました。
この時の転職軸は3つです。
アナログ業界のデジタル化を、テクノロジーの力で実現する企業
BtoBtoCまで視野に入れ、社会に影響を与えられる企業
開発者としてコードを書きプロダクトを開発するポジション
これらの軸をもとに企業を選定し、hacomonoを含めて4社の最終選考に進みました。その中でhacomonoを選んだ決め手がいくつかあります。
1. 前職の経験が活かせる
hacomonoはデジタル化実現の先に、業界のプラットフォーマーを目指しています。またBtoBtoCとして、ジムに通うエンドユーザーへもアクションを起こそうとしており、転職軸を完璧に満たしていました。
2. エンジニアとして成長できる環境
代表は元エンジニアでプロダクトに理解があり、UI/UXや現場の使い心地を重視する姿勢があります。CTOも部下に対する対等さがあり、理想のマネージャー像として背中を見て学びたいと思いました。転職軸の1つ「コードを書けるマネージャー」を許容していたのもポイントです。
3. 情報のオープンさ
カジュアル面談の際に提供された情報量の多さに驚きました(hacomonoの課題等を共有する採用ウィッシュリストやエントランスブックなど)。このオープンさはhacomonoの大きな魅力だと思います。
実際に働き始めてみると、転職時に感じた部分以外にもたくさんの魅力があることに気づきました。
社員のWillを大切にする文化
成長フェーズの企業は、一般的にスピードやアウトプットを重視した人員配置をしがちですが、個々人の希望を聞いたうえで、配置検討や目標設定をしてくれます。私の場合「自身もコードを書いてプロダクトを届け続けたい」という気持ちを尊重してくれました。
「深い」業界知識とプロダクト開発
ウェルネス業界特化型のSaaSなので、その分野の業務知識がどんどん増えていくのが楽しいです。業界解像度を上げるためのドキュメントや情報も社内に揃っており、課題へのより深い理解をもとに、プロダクトを開発できる面白さがあります。
多機能ゆえのチャレンジ
hacomonoは機能が多いため「既存機能の良いところを残しつつ新しい機能を載せる」というのが、フィーチャーチームに限定するとチャレンジングでやりがいある部分だと感じています。
チームづくりの工夫と今後の展望
EMとしてチームづくりにも気を配っています。先程フルリモートのメリットをお伝えしましたが、一方で孤独感を感じやすい、必要な議論が遅れがちというデメリットも存在します。
そこで工夫しているのが、ほかのチームメンバーとの会話の機会を増やせるような取り組みです。週次の定例ミーティングや毎日の朝会実施など、業務に関係のあること・ないこと、さまざまなことを話し合っています。
入社したてのメンバーには、既存のチームメンバーとのウェルカム1on1を設け、お互いのことを知る機会を作っています。
hacomonoは現在、社員数が200名を超えたタイミングで、組織として1つのターニングポイントを迎えています。これからはチームで動く組織へとシフトする必要があり、その実現に向けてEMとして寄与していきたいです。
具体的にはドキュメントやオンボーディングの整備を進め、ジョインしてくれた人がすぐに活躍できる組織体制や、気持ちよく働ける組織風土を作りたいと考えています。その結果としてプロダクトも会社も伸び、ウェルネス産業自体が活性化していけば嬉しいですね。
個人としてはこれからも「感動するプロダクト」を目標に生涯モノを作り続け、知識面や技術面での成長を続けていきたいです。またBtoB業界での開発経験が16年あるので、その知識を若手メンバーに伝え、自分をはるかに超えるアウトプットを出していってほしいと思っています。
転職を検討してくださっている方へ
プロダクト開発するエンジニアの理想像は、決して1つではありません。テクニカルな強さ、業務理解の強さ、機能設計の強さなど、色々な強みを持つ人たちが混ざり合ってこそ、良いプロダクトが生まれるからです。
hacomonoは、会社全体がそのことを理解しており、多様な人材を求めています。事業内容などに興味を持ち「hacomonoが気になる」と感じた人は、まずはカジュアル面談に来ていただければと思います。具体的なポジションは、経歴や希望を聞きつつ一緒に検討していきましょう。
スタートアップ経験者であれば、その胆力やスピード感がそのまま活かせるはずです。大企業経験者にとっては、未整備の環境を整える経験や力を養えます。今後、エンジニアの転職市場で多くの企業に求められるレアな人材になれるはずです。
これからも個々の得意・不得意を掛け合わせ、相乗効果を高めながら働いていきたいと考えています。hacomonoのミッション「ウェルネス産業を、新次元へ」に共感してくれる人と一緒に切磋琢磨できれば嬉しいです。
取材協力:株式会社ソレナ