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CHRO(最高人事責任者)に高橋寛行が就任-hacomonoは人的資本経営のさらなる強化へ

株式会社hacomono(以下、hacomono)は人的資本経営の一層強化を目的とし、2023年2月1日付でCHRO(最高人事責任者)に高橋 寛行を迎え入れました。高橋が人事部門および広報/PR部門を管掌することで、さらなる採用力・組織力の強化を目指します。

選任理由としては、高橋にはこれまでに人事アドバイザリーという立場で人事・広報および経営面の支援に参画いただいていました。そこにおける実績に加え、関わる経営陣・メンバーからの信頼も厚かったことから、この度CHROへの就任をお願いすることに至りました。

株式会社コロプラ・株式会社メルカリ・株式会社ヤプリと、これまで3社のIPO前後での経験・実績とバリュー経営における実践値が、今後のhacomonoにどう反映されていくのか。中長期で描く戦略とともに、今後の展望を話していただきました。
※本記事は、note編集部がインタビュー内容を編集してお届けします。

「hacomono」は、今も未来も必要とされるプロダクト

hacomono CHRO 高橋 寛行
2005年株式会社インテリジェンス(現 パーソルキャリア株式会社)にて人材紹介に従事し、2010年より株式会社ミクシィ(現 株式会社MIXI)にて人事キャリアをスタート。2012年株式会社コロプラへ入社、採用・制度企画・労務等の人事全般を経験。2016年からは株式会社メルカリにて中途採用・新卒採用の立ち上げ、People Experience(制度企画・労務)に従事。2019年より株式会社ヤプリで人事部長を務めるなど、人事として3度のIPOを経験。2023年2月1日、hacomono CHROに就任。

はじめまして、2023年2月1日付けで、hacomono CHROに就任した高橋 寛行です。今回のnoteでは就任のご挨拶とともに、今後のhacomonoの人的資本経営の一層の強化についてお伝えさせていただければと思います。

まず改めて今回の経緯といたしましては、人事アドバイザリーとして関わらせていただく過程で多くの魅力と、また同時に課題も感じることができ、是非私自身もそこに当事者として関わらせていただきたいと思うようになりました。まず魅力に感じたのは「ウェルネス産業を、新次元へ。」と掲げるミッションと、プロダクトの質と可能性。そして、何より経営陣や社員たちのそこに対する真摯で真剣な姿勢でした。

ウェルネス産業は、昨今さまざまなところで健康寿命の維持増進などで注目されておりますが、今後の日本社会において必要不可欠とされる分野だと思っています。この分野におけるバーティカルSaaSとしてDXの推進を担う「hacomono」には、とてつもなく大きな可能性があると強く感じています。
私はこれまで、運よくいくつかのITスタートアップにて黎明期から急成長し、IPOをするに至るような事業フェーズを経験させていただきました。その中での経験、人事組織の観点からみて、(あくまで個人的な意見として)私自身が転職先選びをする際の要素としての、大きく成長を遂げる企業には共通項があると思っています。

細かいところを言えばもっとあるのですが、シンプルに申し上げれば「よいプロダクト」と「よい組織」、この両輪が揃うことが必要条件なのではないかと考えています。

「よいプロダクト」とは、自分自身が見て・さわって感じて、これをたくさんの人に使ってほしい、一人でも多くの方に広めたい、と心から思えるものかどうか。(私が個人的に自社プロダクトを持つ企業が好きなためこのような表現になっています)

「よい組織」は、まずは何より経営陣がプロダクトや事業に実直であること。そしてその思想が共通の価値観として組織全体に浸透していること。また、そういった組織づくりに社員全員が当事者意識を持っていること、だと思っています。

先にもお話しさせていただいたとおり、プロダクトや事業についてはすでに多くのお客さまにご利用いただきながらも、さらなる進化に向けて鋭意開発が進んでいます。

一方で組織についても、従前より代表の蓮田を中心とした「人的資本経営」の思想は強く、採用面・組織面においても多くの経営資源を投下してまいりました。しかし、ここ一年の急速な組織拡大や今後の事業計画からも、ここからさらに拡大していくにあたってはいくつかの組織課題も見受けられ、高いバランスで両輪(プロダクトと組織)を動かしていくために少なからず私が貢献できる部分があるのではないか、それが成長ドライバーとなりうるのではないかと思い、入社させていただくに至りました。

「CHRO」を設置、バリュー経営の高解像度化へ

hacomono 新経営体制

現在のhacomonoは、ここ1年ほどで約60名から約180名と組織が3倍大きくなっています。これまでも「人的資本経営」「バリュー経営」を掲げて組織運営を行ってきていましたが、ここから先はその施策の精度や粒度が一層シビアになってくるフェーズだと考えています。逆説的に言えば、これまでは経営陣の思想と努力、社員個人の努力によるもので、まだ組織として体系的で再現性のあるものとは言えない部分も抱えている状態だと認識しています。

現在の約180名いる社員が、今後300名・500名・1,000名という組織拡大を目指すための重要な準備として、今の約180名たちが未来の800名強の新入社員たちにとっての(社内におけるバリューの)インフルエンサーになることが必要だと思っています。数百名の強い組織をつくるためには経営陣の思想と発信のみでは限界があり、自分たちが何のために集まり、どんな価値観で動き判断する組織なのかを正しく理解した、現社員の一人ひとりが経営陣と同じ粒度でこの先の新入社員に対して継承・伝承することでバリューを大切にしながらその濃度を希薄化することなく大きな組織がつくられると考えています。

浮き沈みに耐えられるサステナブルな経営

私どものようなスタートアップは、まさにチャレンジャーであり、そのチャレンジの過程では数えきれないほどの苦難や荒波があると思います。当然、hacomonoも事業が順調な時期もあれば、踊り場にくる時期を迎える可能性はこの先十分にあります。

その時に、事業の浮き沈みに一喜一憂してしまい会社の雰囲気やパフォーマンスがそれに連動してしまうことがないよう、常に「私たちは何を成すことを目的に集まっている組織なのか」「普遍的にこの会社が大切にしている価値観は何か」を意識し、全社員が高い理解度で浸透されている状態をつくる、これがバリュー経営の本質的な意義と価値であると思っています。

ミッション実現のためにあらゆる状況でも乗り越えられるサステナブルな経営を、これから私たちは目指し、一層の強化を図ろうとしています。

組織のプロフェッショナル化で効率・生産性を追求


2023年1月、hacomonoでは中長期の成長に向けた「コアコンピタンス」が社内で発表されました。具体的な運用施策はこれからですが、その中の一つに「プロフェッショナルが成長・働きがいを感じる組織」があります。

これは社員一人ひとりのプロフェッショナル化の意味合いもありますが、それ以上に「より筋肉質な組織を目指す」ということに重要な意義があるのではと思っています。
具体的には、この先「社員の数は2倍になったけれど、生産性やアウトプット・アウトカムも2倍になっているだろうか?」ということが起こり得ます。ある種の成長痛だったり、組織を拡大していく過程では致し方のない部分もある問題ではありますが、限られたリソースの中で成果を出さなくてはいけないスタートアップとしてはなるべくこの問題を最小化したい。そのための組織運営としても一層のプロフェッショナル化が求められてくる段階です。

組織としての意思決定の質とスピードの追求、過度な同調性の抑止、社員個人もプロとしてより画一的ではなくメリハリのある人事評価体制に。その先に、個々人がプロとして自立したコーポレートガバナンスと性善説が高いバランスで両立した組織を目指し、事業推進を加速させるための土台づくりを行っていきたいと思っています。

目的はあくまで事業の成長、そのためにより多くの仲間が必要

私は、CHROの責務・組織づくりはあくまで手段であって目的ではないと考えています。目的はあくまで事業のグロースであり、「hacomono」というプロダクトをよりよいものにし、日本のウェルネス産業を新次元へと進化させ、それが未来の日本の活性化に繋がる。

その日を一日でも早く迎えるために、土台となる最高の組織をつくり出し、経営陣・社員とともに最大限尽力をする所存ですので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。hacomonoの新体制にぜひご期待ください。

また、hacomonoは全社積極採用中です。
ぜひ「ウェルネス産業を、新次元へ。」に共感いただける方のご応募をお待ちしております。


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取材協力:株式会社ソレナ