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急拡大するhacomono開発組織。事業成長・カルチャー醸成・エンゲージメント向上に寄与する「Engineering Office / 運用保守部」の取り組み

こんにちは、hacomono note編集部です。

「hacomono」は2019年3月より提供を開始し、入会・予約・決済などの手続きをDXし、顧客体験を高めるソリューションとして、現在では5,000店舗以上の店舗に導入されています。プロダクトの成長に伴い、組織においても、2022年にかけて開発チームだけでもメンバーは約3倍に増えています。

こうした事業・組織の拡大がある裏側で、hacomonoが大切にしてきたのは、エンジニアが働きやすい文化、開発に集中できる環境を守り続けることでした。

今回ご紹介するのは、組織の成長とカルチャー醸成、エンゲージメントにコミットする「Engineering Office」と、エンジニアの生産性向上に貢献する「運用保守部」です。
両部署で責任者を務める横山に、それぞれの立ち上げ背景と現在の取り組み、今後の展望について話を聞きました。

※本記事は、note編集部がインタビュー内容を編集してお届けします。


Engineering Office/運用保守部 エンジニアリングマネージャー
横山司/社内ニックネーム:よこちゃん
2002年に新卒で入社した業務システムパッケージ会社で、アプリケーションエンジニアとしてのキャリアをスタート。知人との共同創業を経験したのち、2009年に楽天グループへ転職。開発部門の予算管理システムをゼロから開発した。以降はSRE部隊に所属し、運用保守・運用改善を専門に扱うエンジニア、EMとして従事。2022年11月にhacomonoへ入社。

開発組織の急拡大を支える「Engineering Office / 運用保守部」それぞれのミッション

北海道の札幌市からフルリモートで働く、エンジニアの横山です。Engineering Office / 運用保守部、2つの部署でエンジニアリングマネジャー(以下、EM)をしています。

Engineering Officeは2022年の夏に、運用保守部もその約1年後に設置されました。現在は2〜3名の少数精鋭でそれぞれ運営しています。

Engineering Officeは別名「エンジニア人事」と呼ばれる組織で、採用活動や既存メンバーのエンゲージメントを強化することが主な役割です。
活動としては、HRチームと一緒に動き、採用活動に直接働きかけることもあれば、半年に1度オフラインで集合する社内企画を立てたり、社外イベントの登壇機会を作ったりしています。

hacomonoはフルリモート文化なので、月1回のオンラインによるLT会など、チーム横断の交流機会はすでに用意しています。ただ、直接リアルで顔を合わせて会話をすることにも大きな価値があると考えていますので、半年に1度は原宿の本社オフィスにエンジニアが全員集い、チームビルディングやアイデアコンテスト、自由な会話を楽しめるようにしています。

同じチームで働く中村(りゅーほさん)も、TechBlogで詳細について紹介しています!

一方の「運用保守部」は、開発チームがプロダクトに集中できるよう支援することが目的です。社内外からの問い合わせなど、エンジニアに対して差し込みのタスクを抑制させることが主な役割で、開発チームの生産性が落ちないようにサポートしています。

築き上げたエンジニア文化を守る、Engineering Office

Engineering Officeチームメンバー。CTO工藤と一緒にお茶目な部分もたまにでます!

今回ご紹介する2つの部署、どちらも共通するのが「開発チームの強化」というミッションです。

Engineering Officeについては、CEOの蓮田(けんさん)とCTOの工藤(まこさん)、そして創業期から働くメンバーたちが作り上げてきたhacomonoの文化があります。これを維持・守り続けることが私の使命です。
組織というのは、今は大丈夫でも、徐々にヒビが入り、ある日いきなり崩れてしまうもの。システムと同じで、メンテナンスを続けなければ壊れてしまう可能性があります。

私がhacomonoへの入社を決めた一番の決め手は、人や組織の魅力によるところが大きくありました。

落ち着いた大人の雰囲気がありつつも、内に秘めたパッションが感じられる組織。燃えているけれどギラギラしすぎず、お互いにリスペクトがある関係性。
誤解を恐れず言えば、社内政治のような雰囲気は一切なく、エンジニアが気持ちよく開発に集中できています。

これは、CTOのまこさんが「プロダクトは自分のアートだと思ってこだわり抜いて作ろう!」とメンバーに語り続けてきたことが、そのまま組織文化にも反映されているのだと感じています。

入社をして改めて実感するのが、良いプロダクトを作るため、エンジニアが気持ちよく働けるようにするため、hacomonoは本当に人を大切にしているということ。

創業から10年をかけて築かれてきた文化を、私は「秘伝のタレ」のようなものだと捉えているので、ちょっとずつ新しい文化を継ぎ足しながら守っていきたいと思っています。

プロダクト開発へ集中を促す「運用保守」特化のチーム

運用保守部のメンバー。3人とも照れていて、良い笑顔です。

運用保守部は、より実務の面からエンジニアを支える組織です。立ち上げの背景としては、メンバーの増加にプラスして、スクール機能やPOS機能など、hacomonoというプロダクトのマルチプロダクト化も影響していると考えています。

時代の流れとしては、プロダクトを開発したメンバーが運用保守をやるべき、という考え方が一般的になっていると思います。でも、なかなか教科書通りには進まない側面があるのも実際のところ。
お客様からの問い合わせやバグの発見があれば、優先的に対応しなければなりません。件数が増えれば、本業ともいえる開発に集中できない事態も発生します。

運用保守部は、そうした突発的なタスクを拾い上げながら、解決までの「時間稼ぎ」をすることが役割です。

こういう話をすると「SREはいないの?」「プラットフォームエンジニアリングの組織はないの?」「プロダクト開発メンバーは運用保守しないの?」「サポート部はいないの?」と聞かれるのですが、すべてあります。

でも実際は、それでも対応しきれない部分もあるため、つなぎ役として運用保守部が必要になっています。

例えば、年間で導入企業が1,000社、2,000社と増え続けると、比例して社内外からのお問い合わせも増加します。
過去に回答済みの内容であればサポート部で対応できますが、およそ2週間に1回のペースで新機能をリリースしているhacomonoでは、開発チームでないと対処できないことも出てきます。

サポート部やSRE、プラットフォーム側とは常に連携をしつつ、どうしても浮いてしまうボールがあれば運用保守部が拾い上げ、解決できるものは解決する、難しい場合には少しでも時間を稼ぐようにしているわけです。

ミッション実現に向け「文化と実務」両面からサポート

プロダクト部による全員集合イベント。約80名が全国から集合しました。

2023年4月、hacomooはシリーズCラウンドの資金調達を実施し、エンジニア採用に一層の力を注いできました。「ウェルネス業界を、新次元へ。」のミッション実現に向け、拡大を続ける開発組織。エンジニアが楽しく働き、こだわりをもって開発ができる状況を作り出すためにも、Engineering Office / 運用保守部による、文化と実務、両面からのサポートがより不可欠になると考えています。

具体的には、Engineering Officeの場合ですと、海外エンジニアの採用をもう一歩進んだ形で進めていきたいです。日本の労働人口が減るなかで、極限まで採用の難易度が高くなった時を見据え、海外に目を向ける必要性をひしひしと感じています。プロダクトの競争力にも直結すると思いますので、少なくとも言語の壁を超える方法を、早期に克服していければと考えています。

運用保守部についても、開発チームの後ろを歩いてこぼれたボールを拾うのではなく、前を歩くことで、問い合わせそのものが発生しにくい環境を作ることが重要です。ネーミングには華やかさこそないものの、hacomonoの文化を実務面から守るという大きなミッションがあります。現状、まだまだ人手が必要なため、引き続きメンバーを募集したいですね。

hacomonoには素晴らしいエンジニアがたくさんいますので、多くの打席に少しでも立ってもらえるよう、一層注力していきたいと思っています。
これまでも「転職して本当に良かった」と言ってくれてたメンバーがたくさんいましたので、そういう人たちを今後、もっともっと増やしていければと思っています。

hacomonoのミッション実現と価値向上に向けて、一緒に挑戦できるメンバーと働けることを楽しみにしています!

株式会社hacomonoでは一緒に働く仲間を募集しています。興味のある方は下記のフォームよりエントリーください。

取材協力:株式会社ソレナ